傾斜地では水抜穴も確認していますか

水抜き穴を確認

船橋、鎌ケ谷、市川は起伏の多い地域です。

擁壁やブロックで土留めをしている物件も多いのではないでしょうか。

物件の見学の際には擁壁やブロックの劣化具合の確認するのと合わせて、水抜きについてもしっかりと確認をしておきましょう。

水抜穴とは

宅地造成等規制法施行令第十条

第六条の規定による擁壁には、その裏面の排水を良くするため、壁面の面積三平方メートル以内ごとに少なくとも一個の内径が七・五センチメートル以上の陶管その他これに類する耐水性の材料を用いた
水抜穴を設け、かつ、擁壁の裏面の水抜穴の周辺その他必要な場所には、砂利その他の資材を用いて透水層を設けなければならない。

という事で3平米当たりに1個、直径7.5cm以上の水抜穴を設けなさいと記載されています。

宅地造成等規制法の区域内で擁壁の設置義務があるのは盛土を高さ1m以上行った場合となります。

その他の地域でも、この第十条の基準を準用し擁壁に水抜穴を設けるようにしているところが殆どです。

その他の区域で擁壁の設置が必要となるのは建築基準法により壁の高さが2m以上となる場合です。(盛土、切土には関係なし)

建築基準法による2m未満の擁壁については法的義務ではなく構造計算も伴わないため、水抜き穴が設置されていないこともあります。

法的義務がなくても、擁壁には水抜穴があるほうが安心ですよね。

水抜穴と擁壁をチェックする

水抜穴の確認

水抜穴にゴミなどが詰まっていませんか。水抜穴から植物などが生えていたりしませんか。

そのような状態では水抜穴に不具合が生じている筈です。擁壁が雨水で膨らんだり崩れたりする可能性がありますので掃除をするといでしょう。

また、水抜穴からの雨垂れが茶褐色や青紫色に変色していたりしませんか。その土地の土壌汚染の可能性もあります。十分に確認してください。

 

擁壁の確認

水抜穴が有るのに擁壁が外側に膨らんでいたりすることはありませんか。

また、擁壁が崩れかけてたりしている箇所はありませんか。

水抜穴からうまく排水がされていないのかもしれません。

擁壁が崩れていたり、膨らんでいたりすると再度、構築する必要があるかもしれませんので十分にご注意してください。

水抜穴の確認

水抜穴の管理の重要性について

近年は過去にないほど雨量が多くなってきています。

擁壁に隣接している敷地は大きなリスクを背負っているといっても過言ではないかもしれません。

擁壁がある敷地では水抜穴に専用のキャップなどをつけて維持管理をしっかりと行われると良いでしょう。

高さのある土留ブロックで水抜穴がない場合には十分な注意が必要です。

水抜穴がないと豪雨の際にブロックが決壊し大きな被害をもたらす可能性もあるのですよ。

因みに、火災保険は擁壁やブロックは対象外となっております。

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