外壁のひび割れがあった場合には、慎重にご検討をしてくださいね
木造の戸建住宅の場合、建物の外壁ではサイディングとモルタルのどちらかの場合が多くあります。
最近の新築住宅では、施工のしやすさや品質の安定性などからサイディングを使われる事が多くなって来ました。
30年くらい前の建物ですと、モルタルが主流となっていました。
1980年代前後の戸建住宅を見学に行きますと多くの場合でモルタルとなっております。
でご見学の際に注意して見て欲しいのが、ひび割れの程度と補修状況です。
モルタルの外壁は、結構ひびが入りやすいのです。
収縮によるひび割れや、地震や振動によるひび割れ、地盤沈下などの建物が傾いた事によるひび割れなど原因は様々です。
モルタルはひび割れが起きた後に、直ぐに補修がされているかがとても大切なポイントです。
モルタル外壁の施工方法としてはラス(網)にモルタルを塗りつけています。
ひび割れをそのまま放置しておくと、モルタル内部に雨が侵入しラス(網)が錆、腐食してしまう事が多くあるのです。
外壁に大きなひび割れがある建物では、ラス(網)が腐食していて地震の揺れで剥がれ落ちるなんて事もあります。
モルタルの外壁にひび割れなどがある場合には、その原因についての確認と補修状況、そして将来のメンテナンスについて慎重に検討される事をおすすめいたします。