界壁が設けられていないアパートはどうなのかな?
『界壁がない!!』
先日、某アパート施工会社の物件で界壁が設置されていない問題が発覚しました。
界壁が設置されていなければ、建築基準法違反となります。
また、入居者にとってはとても不安な材料となりますよね。
大きなニュースとなった『界壁』とはいったどのようなものなのでしょうか。
界壁について簡単な説明です
界壁とは、マンションやアパートなどの住戸を仕切る壁の事をいいます。
建築基準法上では、この界壁は遮音性を高める為に隙間のないように設置する事。
耐火構造、準耐火構造、防火構造とする事。
小屋裏、天井裏にまで設置する事。と決められています。
今回の問題では、一番最後の小屋裏、天井裏に設置されていなかったという事です。
マンションやアパートでは、各住居のプライバシーを確保するため、また火事などの延焼を抑えるために界壁を適切に設置しなさいと決められているわけです。
ところが、今回アパートを調査したところ界壁がないと言うことが発覚したわけです。
下図の青い部分の界壁がなかったと言う事です。
という事はですね、部屋での話し声は隣に響き渡るわけです。
もし部屋で火事が起これば屋根を通じて一気に建物全体に延焼してしまうという事です。
各部屋に点検口があれば、自由に部屋を行き来する事もできると言う事です。
想像するとちょっと怖いですよね。