住替えの際の住宅ローンについて

住替えのイメージ写真です

住替えをご検討中のお客様より住宅ローンを含めたご相談がありました。

お客様

今住んでいるマンションの売却して、新築一戸建てを購入したいのです。
どのようにススメいったらよいでしょうか。

お客様からのご要望としては、お子様の入学の準備、階下への音の問題などがあり早くお引越しをしたいという事でした。
他所の不動産会社にお住まいのマンションの売却を依頼しているがなかなか内覧の予定が入らない事。
売却するにはリフォームをしないと売れないよと、室内のフルリフォームを提案されている事
などなど、売却をスタートしてから6か月なかなか進まない住み替えについてのご相談でした。

マンションの売却価格は相場にあったものでしたので内覧が無いのは広告の仕方の問題ではないかと説明させていただきました。
そのうえで、マンションの売却予想価格>住宅ローンの残債であることが確認できましたので、お客様と相談してマンションの住宅ローンを残したまま新築一戸建ての購入を検討してはいかがかと提案をさせていただきました。
マンションは立地もよく、室内もとても綺麗でしたので空家となれば見学者も増えることを伝えさせていただきました。

ここで住み替えの際の住宅ローンとしてフラット35の利用を提案させていただきました。
フラット35の場合、マンションの売却を行っていて、売却想定価格で現在の住宅ローンが完済できる事が確認できると、現在の住宅ローンを借入れとして考慮せずに審査を進めることができるのです。
ただし、お住まいのマンションのご売却が完了するまではWローンとなる期間がある事を十分に説明をさせていただき、ご納得くださいました。
そして、フラット35の事前審査をススメると問題なく承認となり気に入った新築一戸建てをご契約の運びとなり、新居へのお引越しされました。

気になるのは、マンションの住宅ローンです。Wローンの期間がどのくらいになってしまうのか。
売却も不動産のオオタニでお任せいただき、数多くの不動産会社と連携することによりお引越後、空家となったマンションには直ぐに数組の内覧のお問合せがあり、ご退去後わずか一週間で購入のお申込みをいただきご契約となりました。
結果的には、住宅ローンが重なった期間が1か月分となりましたが、マンションリフォームなども行わずともてよい形でお引渡しをすることができました。
タイミングもよく本当によかったです(^_-)-☆
既存の住宅ローンを残したまま、新しくローンを組んで住み替えするよう方法はいくつかございますが、Wローンとなる期間がある事を十分に気をつけてくださいね。
また、不動産会社によっては買取を提案してくる場合もありますが、不動産会社の買取価格は、市場価格の60~70%となりますからその点もご注意が必要です。

住替えはお客様毎のケースバイケースです。
お客様の利益そして希望を優先していくことがよい結果へとつながっていったのではないでしょうか。
新築一戸建てのお引渡し後、マンションのご売却後のお客様の笑顔とお褒めの言葉にお手伝いできて本当に良かったと思っております。