住宅ローン金利動向平成29年1月

上昇傾向も低金利で安定しそう年です !

1月の住宅ローン金利は、2016年12月に米国の国債金利が上昇し、高値安定したことを受け、日本の国債の金利も長期を中心に一部上昇しました。

米国でトランプ大統領就任式以降、政策次第で世界中のマーケットが動くと予想され、どちらに動くにせよ、2017年は金利が上下に大きく動く可能性が高いでしょう。

このような状況では、中長期間金利を固定できる住宅ローン商品の人気が高まる傾向があります。

日銀は簡単にゼロ金利政策を終わらせることはできないので、約2年は、金利動向を見て判断しても手遅れにはなる可能性は低いでしょう。

各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。

ユーザー調査で、最も高い評価を受けている住信SBIネット銀行は、変動金利を引き下げ、固定金利を据え置く一方で、長期の固定金利に関しては、若干引き上げました。

月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが高い評価を獲得しているソニー銀行ですが、変動金利を据え置く一方で、中長期は前月に引き続き、軒並み上昇しています。

メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動金利及び3年、5年の短期金利を据え置く一方で、中長期金利を引き上げました。

三菱東京UFJ次に人気を誇る三井住友銀行は、変動金利を据え置く一方で、ボリュームゾーンである10年固定を引き上げ、35年固定に関しても金利を引き上げています。

今月の金利動向の総括は、各金融機関で対応は分かれたものの、多くの金融機関が変動金利に関しては据え置き、その一方で中長期金利に関しては引き上げるという結果になりました。

金利を据え置いている政策状況で金利が上昇するということは、世界経済に引っ張られ変動するという証拠と言えます。

今後も日銀が積極的に動くとは考えずらく、日本の金利動向は、世界経済に大きく左右されることになりそうです。

実際に昨年に金利は底を打っており、今年は上方向を意識したほうが良いでしょう。

住ちなみに物件価格は不動産会社の決算期である3月に向け、若干緩む傾向があり、この期間は購入のチャンスでもあります。