住宅ローン金利動向平成29年3月
3月度住宅ローン金利情報
~金利が上げ下げを繰り返しています !! ~
3月の住宅ローン金利は、米国債は落ち着いた値動きになりましたが、日本国債は、2月後半まで若干売られ金利が上昇し、その影響から住宅ローン金利を引き上げたところと引き下げたところがあり、金融機関によって対応がわかれました。
ここ最近の金利動向を見ると、毎月のように住宅ローン金利が上げ下げを繰り返しております。
トランプ大統領の就任により、アメリカがどう変わっていくのか、世界経済がどう動くのか、予断を許さない状況が続いています。
住宅ローン金利は自国だけではなく、世界経済の動向にも左右されることから2017年は変動の激しい年になりそうです。
各社の住宅ローンの金利動向をチェックしていきます。ユーザー調査で、最も高い評価を受けている住信SBIネット銀行は、20年固定金利が若干上昇したものの、借り換えユーザーを対象に変動金利を大幅に引き下げました。
月中に翌月の住宅ローン金利がわかる利便性の高さが高い評価のソニー銀行ですが、変動金利は据え置いたものの、3年、5年、10年、30年と、ほぼ全ての金利帯の固定金利を引き上げられました。
メガバンクのみならず、日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、動金利、3年固定を据え置く一方で、5年固定、10年固定及び30年固定といった中長期金利を引き上げました。
次に人気を誇る三井住友銀行は、変動金利を据え置く一方で、ボリュームゾーンである10年固定、35年固定を引き上げるなど、中長期の金利が上昇しています。
今月の金利の動向を総括すると、一部金利を据え置き、もしくは引き上げたところはあったものの、中長期を中心に金利が上昇した月と言って良いでしょう。
日本の金利動向(=住宅ローン金利)も、ボラティリティの高い状況が続いており、世界経済の状況次第でさらに上昇する可能性もあれば、低下する可能性もあります。
2017年の住宅ローン金利は、上下を繰り返しながら緩やかに上昇すると展開となりそうです。
住宅ローンの利用を検討している方は、金利が本格的に上昇する前に賢く住宅ローンを借り入れ(借り換え)た方が良いでしょう。