住宅ローン金利動向9月号
2017年9月の住宅ローン金利は多くの金融機関が金利を引き下げています。
米国の景気は徐々に上昇していますが賃金の伸びは緩やかで早期の利上げができる環境ではないようです。
この背景から先月の長期金利は低下しています。
また、国際情勢が緊張するとリスクが低い債券が買われる傾向があります。
北朝鮮情勢の影響で日本の国債金利が低下しました。
このような背景から各金融機関は住宅ローンの金利を下げました。
各社の住宅ローンのを確認してみます。
最も高い評価を受けている住信SBIネット銀行は、5年を超える金利帯に関しては全ての金利を引き下げました。
日本全体の住宅ローン金利の指標となっている三菱東京UFJ銀行は、変動及び3年固定、5年固定に関しては据え置きましたが、10年、30年といった金利帯に関しては引き下げました。
次に人気を誇る三井住友銀行やみずほ銀行に関しても同様の動きを取っておりメガバンクの足並みが揃っています。
今月の金利の動向では、中期固定、長期固定の金利帯で低下傾向が見られた月と言えるでしょう。
2017年の住宅ローン金利は不安定な動きが続いています。
今月は多くの金融機関が金利を引き下げており、お得に住宅ローンを借りたいと考えている方にとってチャンスかもしません。
米国の金利上昇や、北朝鮮情勢を考えると今後は金利が上昇する可能性が高くなってきます。