ドライブ感覚で物件を見学してみましょう!

ドライブ感覚で見学

百聞は一見にしかず

インターネットで物件情報を集めたら、実際に物件見学をしてみましょう。インターネットは非常に優れた情報収集の方法ではありますが、ネットに掲載された写真は、良い部分だけを掲載しているケースも多々あります。また逆に、写真映りはあまり良くないのに、実際に見学してみると、想像以上に好印象になるケースもしばしばです。

なので、インターネットの写真だけで判断せず、希望のエリアであったり、予算が合うようであれば、最初から候補から削ってしまうのではなく、とりあえず候補として残しておいて、実際に見学をしてみて、そのうえで良し悪しを判断しましょう。

1回目は買う買わないは別として見学しましょう

まず、物件見学に行く際には、希望するエリアの物件が「買える買えない」は別にして、なるべく多く見ることを心がけましょう。1回目は希望エリアの周辺環境や相場をつかむこと、建物の雰囲気を把握することが目的です。「これくらいお金を出せばこんな家が買えるんだなぁ」「やっぱりこれくらいお金をケチるとイメージが悪くなるなぁ」というくらいで大丈夫です。

2回目以降は買いたい予算帯をしぼって見学しましょう

2回目以降は買いたいエリアの買いたい価格帯を絞って見学します。このときのポイントは物件のよいところと、物件のわるいところを冷静に見極めることです。残念ながら100%満足できる物件に出会うことはほとんどありません。これを理解せずにいると、いつまで経ってもあなたにピッタリの物件には出会えません。もし80%でも満足できる物件に出会えれば、それは”チャンス”と考えていいでしょう。

見つからない場合は心を整えましょう

条件もハッキリしているのに、物件が見つからないこともあります。その時は不動産屋さんに質問をしてみてください。
「この条件で本当に物件は存在するのか?」「たまたま今はないだけなのか?」この2つでOKです。

例えば、「船橋駅から徒歩10分、南道路で日当り抜群、土地も整形地で40坪、閑静な住宅街で、金額は2000万円」
こんな物件は理想的ではありますが、残念ながら存在しません。過去に販売されたケースも当然ゼロです。
相場を無視したこのような条件で探していては、そもそも存在しないワケですから、いくら探してもみつかりません。

しかし「船橋駅から徒歩20分、南道路で日当り抜群、土地も整形地で40坪、閑静な住宅街で、金額は3000万円」
こんな条件だったら、過去にも販売事例があるはずです。
たまたま今はないだけで、まてば希望条件に近い物件が見つかるかもしれません。

物件を探しているうちに、「100%満足する物件」を求めてしまいがちですが、売物件には、売主様がいるわけですので、相場で売れる物件を、あえて激安で販売することはないのです。
こんなワナに陥らないように注意しましょう。

では、どうしたらいいの?

ポイントは物件の”良いところ”と”悪いところ”をハッキリと見極めることが大事です。
漠然と物件の雰囲気を見るのではなく、「なぜこの物件は、この価格なのか?」を明確にすることです。

一般的にみんなが80%と思う物件は、80%の金額がついているものです。その物件の減点対象が、あなたにとっての”悪いところ”でなければイイのです。あなたが90%満足すれば、90%の物件を、80%の価格で買えるということです。

例えば駅から徒歩30分の物件があったとします。駅距離を重視する方にとっては、満足度80%の物件だったかもしれませんが、「通勤は車だし、駅は使わないから、駅距離はこだわらない、どっちかというと値段が安いほうがイイ」という方には、満足度90%の物件になったりするワケです。つまり90%の物件を、80%の価格で買えるということになるんですね。