マイホーム購入に2度失敗した父からの教え

福島から出てきた父と岩手から出てきた母は、私の誕生を期に船橋市にマイホームを購入しました。しかし購入から数年後、その有効宅地面積が小さく、相場よりも高く購入していたことがわかりました。初めて購入したマイホームは誇大広告で、契約時の説明もほとんどなかったのです。

次に購入したマイホームは欠陥住宅でした。

「和室に寝転がって天井を見ると、空が見えるんだよ」と言っていた父。そんな隙間のある家を買わされて、さぞかし悔しかったことでしょう。

このような経験をした父は、自分と同じ思いを他の方には味あわせたくないと、不動産会社に勤め、25年間お客様の為に真摯に真面目に働いてきました。

後年、先輩不動産業者さんに「お父さんはお客様にも仲間にも好かれる素敵な男だったよ、酒は飲みすぎだけど(笑)」と教えていただきました。

そんな父の影響もあり、私もいつしか「家に携わる仕事がしたい」と、某ハウスメーカーに勤めることになりました。父からは「お客様のために自分ができることを考えなさい」と教えを受け、お陰様で毎月1件契約の営業ノルマをこなし、営業本部の表彰や全国表彰なども受賞することができました。今では考えられないような、毎晩の電話営業や突然の夜の訪問など、厳しい営業活動を行った結果です。

嘘をつかない、お客様に愛される不動産会社を目指して

不動産のオオタニ創業の父と母。

お客様から売却の依頼を受けた土地の草刈に行くところです。

平成11年、父は念願だった不動産会社を独立開業することになりました。「嘘をつかない、お客様に愛される会社」を信念に仕事に邁進。私もハウスメーカーを退社して手伝うことになりました。

当時はまだまだ、集客は公告と情報誌が主流の時代でしたから広告費をかけてお客様にご来店いただくという営業スタイル。独自の物件情報と公告で多くのお客様にご来店いただき、ご成約をいただいていました。

仕事はとても順調でしたが、地域の不動産売買にかかわる中、ハウスメーカーとは異なる専門知識の必要性を感じることが多くなりました。

ハウスメーカーでは自社の製品を学び説明・ご提案するという業務でしたが、不動産は唯一無二のもの。

土地や建物についてしっかりと理解していることが大切だと感じ、二級建築士と宅地建物取引主任者を同時に取得。さらに住宅ローンアドバイザーや不動産コンサルティング技能士、ファイナンシャルプランナーなど、お客様によりよいご提案をするために必要な資格を次々に取得しました。

私の取得した資格などです。

 

勉強の甲斐もあり仕事は順調に伸び、これから更に飛躍するぞという矢先、父が急逝しました。

「家族のようにお客様を思い、頑張るんだよ」

これが父の最後の教えでした。

インターネット不動産として地域に根ざした不動産情報を

 

平成18年8月社長就任後、最初にとりかかった仕事は、不動産のオオタニをインターネットを主体とする不動産会社にすることでした。

父が亡くなる3年ほど前、マイホームご購入のお客様から、「これからはインターネットの時代だよ」と教えられ、自身でも独学でホームページを作成したところ、ホームページからのお問合せやご契約が幾つもあったからです。

インターネットで情報提供することで、今までにかけていた莫大な広告費を節減することができ、それをお客様に還元することができるのではないかとも考えました。

 

しかし、インターネットへの移行はそれほど簡単なものではありませんでした。

数件の物件紹介だけでは情報が足りないのです。地域のほぼ全ての物件を見て写真を撮り毎日毎日、自社のホームページに登録していきました。

足が棒になるほど歩いて回りましたが、おかげで物件を見る確かな目を養うことができ、地域の情報もしっかりと学ぶことができました。この業務は今でも欠かしていません。

こうして出来上がったホームページを、仕事や家事で忙しい方々が、いつでも好きな時間にご覧になっていただいております。

そして物件についてのご質問やお問合せがあれば、正確で丁寧な情報をご紹介させていただいています。

◆アットホームな家族経営だからできるサービス

弊社は家族で営むアットホームな不動産会社です。大きな人件費はもちろん、以前のような多額な広告費もかかりません。そこで、少しでもお客様のお役に立つことができればと、仲介手数料無料や仲介手数料の割引を行っています。

家を購入するときは、土地や建物の価格だけではなく沢山の費用がかかるからこそ、お役に立ちたいのです。

私も大手の建築会社にいたからわかりますが、建築や不動産の営業はノルマが厳しい分、歩合の給料はとてもいいんです。

ハウスメーカー時代の給料を見たらビックリするかもしれません。だから、しつこい電話営業や突然の夜訪強引なセールスをするんです。

家族や親戚にこんな営業をしますか?

正確な情報を教え比較してじっくりと検討してもらいますよね。

私はお客様がマイホームの購入の際にはそのように検討してもらいたいと思っています。

父から教えてもらった「家族のように」です。

アットホームな家族経営の不動産会社には「ノルマ」がありません。

1年先でも2年先でも5年先でも10年先でもいいのです。

お客様にはじっくりとご検討いただきたい。私は不動産のオオタニと共にいつまでもここにいますから、「マイホームを購入したい」と思ったタイミングで声をかけていただければいいのです。

ご縁がなくて他の不動産業者さんで購入されていてもかまいません。少しでも私がお客様のためにお役に立つことができているのであれば。

平成23年には、同業者の先輩からの推薦をいただき、(公社)全日本不動産協会千葉県本部の理事を任され現在まで、安心安全な取引を行っております。

また、平成27年には全国から集まるインターネット不動産会社の中から、「お客様から選ばれるエージェント」として優秀賞を受賞させていただきました。

 

読売ホールで仕事への取組みの発表と受賞をしました

 

マイホームの購入は人生の一大イベント。大きな不安があることと思います。

私はこの仕事を通して、そんなお客様に寄り添うことのできる、お客様に愛される優しい不動産会社、優しい人でありたいと常々思っています。

お客様が安心してマイホームが購入できますよう、知識と経験を活かしてご案内をさせていただいております。

不動産のオオタニの物件案内

中古住宅では建物の診断を行いながら、また修繕の将来の必要性、建物の耐震に対する強さなどをご案内しています。

建物の傾斜の測定下げふり

水平器や下げ振りで水平や傾きをチェック!

基礎の確認 基礎の確認

床下や外周から建物で大事な基礎の点検!

直下率計算

図面を作成し、地震の強さ直下率を算出!

屋根廻りのチェック 軒天のチェック

見落とし勝ちな、軒天や屋根の確認!

を行っております。

新築住宅では設計図書を準備して図面の見方を説明しながら、物件をご案内いたします。

配置図

平面図

立面図

地盤調査報告書

建物の確認をしながら、補修を依頼した方がよい場所などもご案内しております。

新築一戸建も時には床下を点検

レンジフードの設置不良を発見

建具の損傷を発見などなど

平成30年は更に知識を蓄え、ハウスインスペクター(既存住宅現況調査員)や耐震診断資格者、耐震改修技術者の資格も取得いたしました。

より一層、建物のご案内の際にはご説明ができる事となりました。

 

お住まいを考える時、親の為、妻の為、子供の為など誰かの幸せを願ってマイホームを購入されると思います。

私も、長女の誕生を期にマイホームを購入をいたしました。

そんな家族の為の大切なお住まいを少しでも安心してご購入いただけるよう、お客様のパートナーとして精一杯のご案内をさせていただきます。